スマホやAIが農業に?

世界の先進国の食糧自給率をみていきましょう。日本は先進国と呼ばれる諸外国と比較いたしますと、食料自給率が低いと言われているようです。食料自給率が低いとどのようなことが問題視されるのでしょうか。たとえば食料を輸入する国から、食料の輸出が何らかの理由でストップしてしまった際に、私たち日本人は十分な食事をとることができなくなってしまうかもしれません。近年、世界的にも問題とされる地球の温暖化によって世界各地の農作物にも影響がでることが考えられます。そのような社会情勢のなかで日本の農業生産率を高めようという動きのなかに、スマート農業への取り組みがあります。スマホやAI(人工知能)などを駆使したスマート農業は、従来の農業のイメージを一変させるような画期的な取り組みでもあります。農作業とデジタル機器が結びつかない人びともいらっしゃるかもしれませんが、日本の食料難を乗り越えるための新しいシステムが開発されつつあります。